バーベルを使って身体の背面を鍛えるにはデッドリフトが一番と言われています.しかし,心地よく出来るフィットネスジムはあまり多く無さそうです.そんなときにはルーマニアンデッドリフトがお勧めです.
デッドリフトをやっている人をあまり見かけない!?
筋トレのBig3といえば,スクワット,デッドリフト,ベンチプレスです.筋トレを始めたら,まずはこれからと言われている種目です.しかし,スクワットとベンチプレスをやっている人は多いのですが,デッドリフトをやっている人はあまり見かけません.何故でしょう.
デッドリフトがやられていない理由
2つほどあるのでは無いかと思います.
まずは,フォームの習得が難しく,適切なフォームでやらないと腰を壊すことがあります.
背中を丸めて持ち上げようとすると,すぐに腰を壊してしまいます.
私の所属するフィットネスクラブでは,そのフォームでやっている人が何人か居ますが..
次の原因として,床に下ろす時にドスン,ガシャーンといった大きな音がするからではないかと思います.
私ではないのですが,100kgくらいのデッドリフトをやっている人が居ました.
そのときには,ドスンとなかなか大きい音が響いていました.
おぉ,頑張るなあとみていたのですが,しばらくしたら男性スタッフが近づいて何か声をかけていました.
「大きい音を出さないように」とは言っていませんでしたが,「あまり無理しないように」というようなことを言っていました.
私はそのトレーナーのような度胸がないチキンなので,音を出さないように,床にギリギリ近くまで下ろして上げる,というような中途半端なデッドリフトをやっていました.
そのときに,スタッフの方にフォームについて声をかけてもらいました.
「床引きのデッドリフトのつもりでやっています.ただ,床に置いてしまうと音が大きいので,ギリギリまで下ろしています.」と返答しましたが,遠慮せず床に置いて良いですよとは言ってもらえませんでした..
このような感じで,周りのトレーニーが嫌がるのでは無く,スタッフが嫌がっている感じがします.
もちろん,慎重に床に置けば音は抑えられますが,思いっきり出来ないのでは無いでしょうか.
いっそのことルーマニアンデッドリフトへ
そんな感じで,中途半端デッドリフトをやっていたのですが,やはり怖いです.
デッドリフトは,ただでさえフォームに気をつけないと怪我につながる種目です.
調べてみても,そんな中途半端なデッドリフトは紹介されていませんでした.
ならば,なにかデッドリフトに変わる種目を,と思って出会ったのがルーマニアンデッドリフトです.
ルーマニアンデッドリフトは,デッドリフトと同じヒップヒンジ系の種目です.
有名な筋トレサイト「athletebody」さんでは,ヒップヒンジ系の種目として,デッドリフトまたはルーマニアンデッドリフトを勧めています.
デッドリフトが出来るに超したことは無いのですが,何もしない,中途半端なデッドリフトをやる,といったことより圧倒的に良さそうです.
早速,挑戦しました.
フォームになれるため,60kgで10×3回行いました.
結果,一番効いたのは前腕筋です..
中途半端デッドリフトの時もそうでしたが,握力が持ちません.
辛いです.パンパンになります.終わった後は,プレートを外すのに凄く苦労しました.
それでも,しっかり脚裏にも効いているのは確認できました.
やってみて分かったのですが,肩甲骨を寄せるのが,腰を守るためにもかなり大事です.
柔軟性の向上にもかなり期待できそうですし,しばらく続けてみようかと思います.